鉄筋の6分の1の軽さ
質量による比較では、鉄筋が7.85g/cm3。TAFRODが1.3 g/cm3で6分の1の軽さです。
TF-13R、3m×10本の重さは約5.2kgで、女性でも楽に持てます。しかし、同じサイズの鉄筋D13では約30kgにもなり、男性でも持つのが厳しくなります。
引張強度が鉄筋の4倍
鉄筋(SD295)の引張強度は降伏点でおよそ295N/mm2、ヤング係数は210kN/mm2で塑性域を持ちます。
TAFRODの引張強度は設計値で1,150N/mm2、ヤング係数は68.6KN/mm2で弾性体です。
建設現場での鉄筋工事では巨大な重機を使用し作業を行っています。TAFRODは軽いので、ある施工現場の例ですが、諸事情により配筋作業が離れた場所でしか進めることができず、縦×横×高さおよそ4m×4m×0.9mに組み立てた基礎の補強筋を現場作業員6名で運搬したことがあります(写真)。
これにより重機を使用する頻度が激減し、重機設備や人工のコストダウンに繋がることや、重量作業時の危険を回避することで、安全性を飛躍的に向上させることが期待できます。また、山奥など運搬車両が現場付近まで入れない場合に、作業員が人力で運搬することもメリットとして考えられます。